先日外反母趾はテーピング?手術?の記事を書きましたが、今回は原因について書いていきます。
原因
4、関節の柔らかさ
外反母趾の原因って何? 靴
原因の1つとして有名な【靴】
女性の方が外反母趾になりやすい理由にも挙げられますね。
思春期におしゃれな靴やファッション性の高い靴、つま先が極端に細くなっている靴が原因となっている事があります。
また最近では子供の頃に大きすぎる靴を履かすがあまりに靴の中で指が浮いてしまう『浮指』が外反母趾にかなり影響されているという事が分かっています。
歩行
外反母趾になる1番の原因はこれではないかと思われる歩行。
現代人のほとんどの方は歩く時足の指をほとんど使わず歩いています。いわゆる『浮指』です。
浮指になっている方は足のアーチがつぶれてしまいます。
足のアーチは3つ。
①内側縦アーチ
②外側縦アーチ
③横アーチ
内側縦アーチがつぶれる事により足の前側がべちゃっとつぶれてしまい、『開帳足』という状態になりその状態で足に合わない靴を履き続けると外反母趾になりやすくなります。
また内側縦アーチがべちゃっとつぶれると『扁平足』になります。
外反母趾は単独で起こるのではなく『浮指』『開帳足』『扁平測』などの足のトラブルに併発して起こるようなイメージです。
正しい歩き方としては【かかと→足の裏→足の指】の順で意識しながら歩行する事を心掛けるといいです。
足の形
あなたの足の形はどのようになっているでしょうか?
足の形は大きく3つ
①エジプト型
②ギリシャ型
③スクエア型
~エジプト型~
日本人の約7割~8割の方が、このエジプト型だと言われています。
親指が一番長く人差し指より長いので、足の指を曲げながら歩く癖が付きやすいため外反母趾になりやすい足型です。
個人差はあるものの、どのような形の靴でも履きこなせる足型だとも言われています。
~ギリシャ型~
日本人の約2割~3割がこのギリシャ型だそうです。
人指し指が親指より長いので少し余裕のある靴選びが重要です。
足先に余裕がない靴ですと、指が曲がったまま硬直するハンマートゥになりやすい特徴があります。
さらに、靴を履いた時に、人差し指が一番圧迫を受けるので、タコができやすいようです。
タコができやすいと感じられている方、全体の形と人差し指を確認してみてください。
ギリシャ型の方は、つま先が中心線にある靴を選ぶと足にフィットしやすいです。
~スクエア型~
日本人は約1割にも満たない方がこのスクエア型だと言われています。
日本人には最も少ないタイプで、ほぼ同じ長さの指が均等に圧迫されるので、指の間にタコができやすいという特徴があります。
この足型さんが楽に履ける靴はスクエアトゥや、ラウンドトゥが指を痛めないです。
関節の柔らかさ
関節が柔らかい≠体が柔らかいです。
関節が柔らかいは関節弛緩が起こっている状態。体が柔らかいは筋肉の柔軟性がある状態です。
関節が柔らかいとなぜ外反母趾になりやすいか?
外反母趾は母趾の関節が小趾側に寄っている状態です。関節が柔らかすぎると小趾側に寄りやすくなるため外反母趾になりやすいです。
このような方は足の内在筋を鍛えると関節の安定性が出てきます。
足にもたくさんの細かい筋肉があり、それらは独立&共同して大切な働きが多くあります。
内在筋の鍛え方は主に3つ。
①タオルギャザー
②ビー玉つかみ
③足じゃんけん
足の細かい運動をすることで関節の安定性は整えられます。
writer:みやはた鍼灸整骨院 四条大宮院